車のコーティングには、自宅で手軽にできるものから、数十万円払って、専門業者に依頼するものまで、いろいろな種類があります。
初めてコーティングをしたいと考えている人の中には、「高いコーティングと安いコーティングの何が違うのか分からない」という人も多いのではないでしょうか?
ここでは、カーコーティングの種類について簡潔に解説しています。
どのコーティングがあなたの車に最適かを見極めるための参考にしてください。
カーコーティングの種類と特徴
カーワックス
カーワックスは一番手軽なコーティングで、天然由来の成分でできています。
自分で簡単に塗ることができ、料金もお手頃ですが、耐久性が他のコーティングに比べて低いです。
特徴とメリット | 初心者にも取り組みやすい 手軽に自宅で施工可能 費用が他のコーティングよりも安い |
持続性の目安 | 1週間ほど |
料金の目安 | 自宅でDIYする場合、1000〜2000円程 |
ポリマーコーティング
ポリマーコーティングは、合成ポリマーから作られた保護膜で車の外装を保護します。
ワックスよりも長い期間保護効果が持続します。
主にスプレータイプで自宅で手軽に施工できますが、熱や紫外線には弱いコーティング材です。
特徴とメリット | 手軽に自宅で施工可能 費用が他のコーティングよりも安い カーワックスよりも長期間、効果が持続する |
持続性の目安 | 1~3か月 |
料金の目安 | 自宅でDIYする場合、数千円から |
ガラス系コーティング
ガラスコーティングと混同されがちですが、ガラス系コーティングはシリコーン樹脂が主成分となっており無機素材(ガラス)の割合は低くなっています。
ワックスやポリマーコーティングよりも撥水・防汚性能に優れていて、ポリマーコーティングよりも持続性があります。
特徴とメリット | 手軽に自宅で施工可能 費用が他のコーティングよりも安い カーワックスよりも長期間、効果が持続する |
持続性の目安 | 1~3か月 |
料金の目安 | 自宅でDIYする場合、数千円から |
ガラスコーティング
ガラスコーティングは、その名の通りガラス被膜を形成してくれるコーティングです。
無機材(ガラス)で車のボディを保護してくれるため、傷が付きにくく汚れも浸食しにくいです。
また高い光沢性があるため、外観も綺麗になります。
特徴とメリット | 耐傷性・防汚性が非常に高い。 耐薬品性により、酸性雨や虫の死骸などからも守ってくれる。 適切にメンテナンスを行えば、車体の美観を維持できるため、リセール(再販)価値を維持できる。 |
持続性の目安 | 3年~5年 |
料金の目安 | 専門業者でないと施工が難しく、高価。7万円~ |
セラミックコーティング
セラミックコーティングは、最も性能が高いコーティングの一つです。
ガラスコーティングよりも耐酸性・耐アルカリ性に優れていて、被膜も厚い為、圧倒的な耐久性を誇ります。
コーティング被膜は厚ければ厚いほど光沢が増すので、多層塗りをすることで、より艶のあるボディに仕上がります。
特徴とメリット | ガラスコーティングよりも硬度が高く、傷がつきにくい 耐酸性、耐アルカリ性能が非常に高いため塗装面やコーティング被膜の劣化を防いでくれる 定期的にメンテナンスを行うことで、半永久的に効果を持続できる |
持続性の目安 | 5年以上 |
料金の目安 | 施工が非常に難しく、ガラスコーティングよりも高価。10万円以上 |
まとめ
この記事では、コーティングの種類に焦点を当て、それぞれの特徴とメリットを簡単に紹介しました。
最後にそれぞれのコーティングがどんな方におすすめなのか、まとめています。
コーティングを選ぶ際の参考にしてみてください。
「セラミックコーティング」「ガラスコーティング」がおすすめな方!
- 高級車やスポーツカーに乗っている
- なるべく車の洗車やお手入れに時間をかけたくない
- 車を高く買い取ってもらいたい
「ガラス系コーティング」がおすすめな方!
- 高価な予算はかけられないけれど、良い性能のコーティングがしたい
- 数年で買い替える予定だが、しっかりコーティングはしておきたい
- こまめに洗車やメンテナンスを行っている
「ポリマーコーティング」「ワックス」がおすすめな方!
- とにかく安くコーティングをしたい
- DIYで手軽にセルフコーティングしたい